こんにちは。
本日は、株式取引において扱いが悩ましいNISA口座について、
私なりの売買方針を投稿したと思います。
私個人の見解によるもので、投資は自己責任でお願いします。
◆NISAとは
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
しかし、NISAを使うと毎年一定金額の範囲で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になるという制度です。
NISAとは「Nippon Individual Savings Account」の略だそうです。
現状、NISAには、「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類があります。
一般NISA
一般NISAは、2014年1月にNISAの制度自体がスタートした当初の制度です。
一般NISAでは毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
非課税期間は、最長5年間です。
期間の5年が過ぎると、新たな非課税投資枠への移管(ロールオーバー)による継続保有が可能ですが、個人的にはメリットがないので、行使しようと思ったことはありません。
一般NISAの後に、後述する「つみたてNISA」という制度ができたので、この毎年120万円の非課税投資枠のNISAの方を「一般NISA」と呼んでいます。
つみたてNISA
つみたてNISAとは、2018年1月からスタートした少額の長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。
購入できる金額は年間40万円まで、購入方法は累積投資契約に基づく買付けに限られており、
非課税期間は20年間であるほか、購入可能な商品は、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られています。
◆結論「一般NISA」&「キャピタルゲイン(できれば25%以上の利益)狙い」
もちろん投資の世界に正解はないのですが、
私なりのやり方としては、「一般NISA」で「キャピタルゲイン(できれば25%以上の利益)狙い」が良いと判断しております。
その理由は、後述の観点からです。
私個人の見解によるもので、投資は自己責任でお願いします。
◆一般NISAか?つみたてNISAか?
まず初めに、「一般NISA」の口座にするか?「つみたてNISA」の口座にするか?ですが、
下記2つの理由から、「つみたてNISA」というより投資信託は、避けた方が良いかと考えております。
- 一般的に言われている通り、ほとんどのアクティブファンドはインデックスに対して、パフォーマンスが悪いという点
- 長期スパンでインデックスが良いといっても、バブル崩壊からリーマンショックまでの過去20年の日経平均のような一方的な右肩下がりもありうる。(ダウ、S&Pは右肩上がりですが、、、)
一方、「一般NISA」であれば、運用会社を恨むことなく自分の責任ででき、場合によっては大幅な利益を見込めることもあるという理由からです。
また、非課税枠の額についても一般NISAの120万円と比べると、つみたてNISAの40万円という金額は若干見劣りがするからです。
◆キャピタルゲイン(売却益)狙いか? インカムゲイン(配当益)狙いか?
「リスクの少ない安定株で、高配当銘柄を狙いましょう!」等、マネー雑誌等でもよく言われるますが、、、。
すいません。
安定株って、なんだかわかりません。
株式投資に、「安定なんぞない!」と思ってます。
一見、配当利回りが良いのは、業績が悪化して株価が下がり
一時的に利回りが高く見えたりするものであったり、なかなか判断できないものです。
例えば、ひと昔前まで高配・安定当銘柄とマネー雑誌でよく扱われてたキヤノン。
現在、コロナ禍で、というよりもIphone等の台頭によるカメラの販売不振で、株価が一方的に下がってます。
譲渡損失でそれまでの配当が、一気に吹っ飛ぶことはよくあります。
仮に、高配当といってもせいぜい配当利回り5%程度なので、5年間での非課税額は6万円程度です。
120万(NISA枠)×5%(配当利回り)×5年(非課税機関)=30万円(5年間の配当利益)
30万円(5年間の配当利益)×20%(課税)=6万円(配当による非課税額)
それならば、売却益で狙った方が得策かと思います。
120万(NISA枠)×25%(値上がり率)=30万円(売却益)
30万円(売却益)×20%(課税)=6万円(売却益による非課税額)
もっとも、最低限の値上がり率25%の売却益を狙った方がマシというだけで、
基本的には、それ以上の売却益を狙うべきだと思います。
しかし、最大のネックは直近5年間で上昇する可能性の高い銘柄を選ばなければいけない点ですが、これが一般NISAの腕の見せ所かと思います。
その他 取引時の注意点
上記に述べた以外に、一般NISAで買う場合、下記の点にも注意したいところです。
- 損益通算できない
- 長期継続保有年数で優待条件が良くなる銘柄は、通常証券口座で買う(例:日本取引所)
- 配当の権利確定日の3月末または、9月末までにできれば買いたい
1.は、よく言われるNISAの取引きルール通りです。
損益を合算できないので、基本値上がりを狙うしかありません。
片道切符です。
2.は、一般NISAの場合、非課税期間が5年と定められてるため、長期で保有してやっと株主優待が好条件になたところで売却するとそれまでの苦労が水の泡になります。
最悪、ロールオーバーという手もありますし、やったことはないので正確な情報ではありませんが、通常の証券口座で、NISA口座と保有期間が被るように買ってから売却という手もあるかと思いますが、面倒なので、詳細を調べたことがありません。
3.は、配当利益を狙わないといったものの、利益を少しでも取りたいところです。
通常、一般NISAの新たなNISA枠は年末に付与され、翌年の年末までに枠を使い切らないといけません。配当が出る企業を狙っている場合、配当の権利確定日が多い3月末、9月末までに買いたいところです。
しかし、この時期に拘ってしまうと後で「これは上がる!」という銘柄を見つけた場合、肝心な時にガス欠になります。
本年度は、私も序盤でNISA枠を使い切ってしまい、これは!という銘柄を発見しても少ししかNISA枠で購入できませんでした。因みに日本エアーテックという銘柄です。
以上、私個人の見解によるもので、投資は自己責任でお願いします。
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