関東人が経験した関西生活

その他

最近キャラ濃い人との出会いが少ないなぁ~と思う今日この頃。
今思えば関東に戻ってきて早4年、キャラの濃い職場の人に囲まれた関西暮らしが懐かしく思えるれいさい君です。

そんな訳で、表題の件に参りたいと思います。

まずは、私の生息履歴から、、、。

れいさい君の生息履歴

  • 生まれてから社会人2年目までずっと関東生活
  • 社会人2年目から約10年間関西(関西で嫁貰う&子供も関西弁)
  • 4年ほど前に関東に戻り現在に至る

そんな訳で、約10年程関西生活してました。

関東の方で、これから関西に行く予定がある方、関西の方と付き合いがある方等いらっしゃいましたら、ご参考にしてください。多少、役に立ちます!多少です!

◆最初に

最初に私個人としては、関西人、関東人にかかわらず好きな人は好きですし、嫌いな奴は嫌いです。
特に関西人だから嫌い、関東人だから嫌い、というのはありません。

しかし世の中、「関西人」という理由だけで、関西人が嫌いな関東人。「関東人」という理由だけで、関東人が嫌いな関西人が結構おられるのも事実です。

私が関西に転職したばかりの時、他部署の職場のおじさんにはじめて挨拶に行った時、
開口一番「わしゃ~関東人が嫌いじゃ!」と言われたのは衝撃的でした。
まぁ後々そのおじさんとは、仲良くやってましたけど、、、。

逆に関東人の場合、面と向かって関西人は苦手だとは言わず、陰で苦手だという人のほうが多いかもしれませんね。なので、関西人の方が包み隠さず思ったことをはっきり何でも言うという点では、関西人の方がさっぱりしてて、私は好きです。

そして、多くの関東人が関西人に対して勝手の思うイメージ。

関西人はおもしろい!、、、はず。

私自身もテレビで見る関西芸人が面白いことはもちろん、はじめて会った関西人の話は、めちゃくちゃ面白かったので、「関西人=話が面白い」という勝手な強いイメージが形成されました。
ですから、初めて話に落ちがない関西人にあった時の衝撃は、すさまじいものでした。
あえて失礼を承知で言わせていただきたい。

話がつまらない関西人は、関西人にあらず!

因みに関西人に対して、「何か面白いことやってよ?」と言う関東人は、高確率で話がつまんねぇ関東人です。

◆仕事するなら関西で揉まれろ

関西人に特有の気質は、いろいろありますが大きく下記4点が挙げられます。

  • 金銭に関して、はっきりしている
  • 相手に臆せず自分の意見を主張できる
  • コミュニケーション能力が高い
  • 何事も明確にする合理的な思想

その為、グローバル化が進む昨今、自己主張の強い米国人、中国人とビジネスで対等にやり合えるのは関西人です。
松下電器(Panasonic)、任天堂、京セラ、ローム等、グローバルで活躍する名だたる企業が関西発祥であることも合点がいくと思います。
特にこれは、海外で生産、営業するにあたり現地人とやり取りが必要な製造業に関して主に言えるかもしれません。
逆に、IT関連のような海外で直接取引の機会が少ない業種に関しては、一概に言えないかもしれません。というか製造業しか従事していないので、悪しからず。

そして、お金の話を嫌い、相手の顔色を伺う関東人の気質は、グローバルでのビジネスには不向きなのではないかと思います。
国内に目を向けても関東で地盤のある企業が、関西企業にシェアを奪われるといったことが多い事からもわかることかと思います。
逆はあまりないのかと、、。
まぁ東京を目指して全国の企業が向かってくるという理由もありますが、、、。

また、企業に勤める人に関しても、
関西人が関東の企業でメンタルになることは、私の周りでは記憶の限りありませんでした。
私自身2年しか関東の企業に勤めてませんのではっきりとは言えませんが、関東にいる友人も口をそろえて、関西人はメンタルが強いという話を聞きます。

ですので、関西で仕事ができれば、どこでも通じる!と言えます。
ただメンタルが弱い関東人は、関西文化が合わない可能性があるので、おすすめできません。

◆ 関東人の私が受けた関西での洗礼

さぁ本題です。
関東人で関西に行く方への注意事項です。

「〇〇じゃん」を使うと必ず確認作業がはいる

「いいじゃん」、「おもしろいじゃん」等の「〇〇じゃん」を使うと必ず関西人は、次の反応を示します。

それは、、、
「じゃん!?、、、じゃん!?、、、今、「じゃん」って言ったよね?」と、必ず確認作業が入るのです。
その後の会話の展開はそれぞれですが、この確認作業は、ほぼ間違いなく入ります。

因みに、「〇〇だよね」、「〇〇がさ~」も同様に反応がありますが、
「〇〇じゃん」の一番感度が高いです。

これ以上面倒な会話を続けたくない時は、使わないことをお勧めします。
また、話の話題を変えたい時にあえて使用するのも一手です。

話の落ちがない場合、シビアに「っで?」と言われる

何か面白い出来事があった時、誰かに話したくなりますよね。
注意です。
まずは、話の構成をよく考えましょう。
そして、その話のオチを必ず考えましょう

もし、あなたが取って置きの笑い話をして、関西人に「っで?」と言われたら、、、その話。

落第点です

「だから、関東人は、、、」となります。
その場合、話自体が面白くないか、オチのインパクトが足りない、オチへ導入がダメ、のどれかになります。ただし、多くの場合は、オチへの導入が問題となるケースが多いです。

会社で付き合いの長かった私の関西の友人は、同じ話をいろいろな話を人にしていました。
彼は、必ずオチを付け笑いを取ります。
そして、話の回数を重ねる度に完成度が上がっているのです。
そして、そのような鉄板ネタをいくつか常備してます。
関西人にとって、落ちのない話、それは聞く価値のない話と言っても過言ではないのかもしれません。

理解できない関西弁

関東人にとって、聞きなれない関西弁があります。
そこで問題です。

これは何という意味でしょう?

問題
  1. ほかす 
  2. さぶいぼ
  3. めばちこ
  4. 冷コー
  5. いきし、かえりし

答えは、、、

答え
  1. ほかす=捨てる 
  2. さぶいぼ=鳥肌
  3. めばち子=ものもらい
  4. 冷コー=アイスコーヒー
  5. いきし、かえりし = 行く途中、帰る途中

特に、「ほかす」は、「ほっといて」などの変化形があります。
私は、仕事で初めて「これ、ほっといて」と言われた時、「放置しといて」という意味で、スルーしてたらあとで怒られました。

これを見た関東人の方、むしろこちらから関西人に使ってやりましょう。

頻発する京都-滋賀 水利戦争

関東人の方に質問です。
京都の人のイメージってどんな感じでしょうか?

関西に行くまでの私の印象は、
「物腰も柔らかで優しい、奥ゆかしい」
といった印象でした。

違います!

しかし、いざ関西で生活してみて、京都人に対して意外に思ったこと。

  • 「いけず」と言われる陰湿な習慣
  • 長い歴史の中で中心的都市であったという高いプライド

等、意外と関西で生活する前と後では、京都人の印象が全然違います。

これは思うに、東京や大阪は太平洋戦争で焼け野原になり、長くそこに住んでいる人が少ないのに対し、京都は、比較的空襲を逃れたことで、昔ながらの貴族文化的なものが延々と続いているのが要因ではないかと考えます。
京都が空襲を逃れたのは、文化遺産がたくさんあったからではなく、実際は原爆投下の候補地だったかららしいですが、話が逸れるので割愛します。

因みに私が会社で、「この人、どうも折が合わないなぁ。」と思うおっさんの出身地は、すべて京都出身でした。
念の為一言。
これは私の一方的な私見です。

そして京都に隣接する滋賀県。
滋賀県民は、近江商人の発祥の地でもあるせいか比較的勤勉な性格の方が多いです。

そんな両県民が相対した時、それは起こります。

水利戦争

この水利戦争、大体の流れは決まっています。
まずは、相手が滋賀県民だとわかった京都人からのジャブから始まります。
京都人「君、滋賀出身なん?じゃ、滋賀作(※)やな!」

すると、激高した滋賀県民が応戦します。
滋賀県民「なんやて?!琵琶湖の水止めたろか!」

(※)滋賀作は「滋賀」と「田吾作」の合成語で、田吾作は、田舎者や農民を軽蔑する言葉です。
よって、滋賀作とは、滋賀県民を田舎者だとして軽蔑するために使われる言葉です。

もちろん、一滋賀県民が水を止めることができないことは言うまでもありません。
多少の違いはありますが、この定石ともいえる会話は必ず一度は目撃するでしょう。

そして、不思議な事に大阪ー滋賀間ではあまり発生しません。
大阪商人-近江商人という気質が似ているせいでしょうか。

飴ちゃんいる?

なんとない時に、それは突然来ます。

ポケット又は、バックをゴソゴソ、、、からの、、、。
関西人:ちゃんいる?」

関西人は高確率で、どこかしらに飴を用意しています。

関西人にとっては、飴ちゃんは一つのコミュニケーションツールなのだと思います。
因みに、「ガムちゃん」は聞いたことがありません。
思うにガムの場合は、捨てるのに困るからではないでしょうか。

という訳で、関東人の方!飴は常備アイテムです。
むしろこちらから飴を繰り出しましょう。「飴ちゃんいる?」という言葉を添えて。

「最近どうよ?」と聞いていけない

関東人同士での会話の取っ掛かりフレーズである「最近どうよ?」という一言。
相手が関東人の場合、仕事の事、学校の事、彼氏・彼女との出来事等、何か最近あった事を聞き手が適当に話してくれるきっかけとなります。

しかし、この「最近どうよ?」は、関西では使用禁止です。

このフレーズを使うと、ほぼ高確率で、

「何が?」

と返答が返ってきます。

これは、何事も明確にしたい合理的な思想を持つ関西人にとっては、あまり受け入れられないのかもしれません。

むしろ「最近どうよ?」というフレーズは、何事も曖昧な関東人だからこそ、つい使ってしまうのかもしれません。関東人でも嫌いな方がいたら、私の思い込みかもしれません。すいません。

◆その他

その他、関東-関西では、下記が違います。

  • マクドナルドは、関東ではマック関西ではマクド
  • うなぎは、関東では背開き&蒸す関西では腹開き&蒸さない
  • 肉まんは、関東では肉まん関西では豚まん
  • 何か物を買うときは、関東では高値で買ったことが美徳関西では如何に安く買ったかが美徳

うなぎ好きの私にとっては、関東風のうなぎの方が圧倒的に好みです。
関西風うなぎは、結構胃にもたれます。

関西に行った時には、「蓬莱」の豚まんを食べましょう。めちゃくちゃおいしいです。
関東に店がないのが残念。個人的には、海鮮あげそばもおすすめです。

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